大島紬染織工房HAJIMESHOJI

工房に新しい道具が仲間入りしました！！


と言ってもこの道具自体は新しいものではなく昭和５９年２月２３日生まれのベテランさんです。


これは糊張りした糸を分けたり、締機で作った絣筵を染めて、解いた束糸をカセ状に分けていくために使用する「アゲワク」という道具です。


工房にも１台あるのですが、結構痛んでいて探していたところ、工業技術センター奄美市駐在（旧大島紬技術指導センター）が所有する物品（大島紬の試験・研究・開発等に使用していた機器類）の一般競争入札が行われることになり、そこで手に入れることができました。


ここのセンターは今から１４年くらい前に私や店長が伝習生として大島紬の技術習得のために通っていた施設で、この道具も当時使用していました。


思い出の道具がうちにくることになり、大変嬉しく思っています。


他にも３点ほど入手できましたが、結構大きな機械やらで工房の方の受け入れが整っておらず持って来れていません。


工房に設置しましたらまたご紹介させて頂きたいと思います。


大島紬は職人も減っていますが、それ以上に道具を作る職人がいなくなっていますので、このような道具も大事に使い、技術とともに後世に残していきたいと思います。



大島紬染織工房AMAMIMAMA
奄美市名瀬有屋町３０−１
info@hajimeshoji.com
0997-52-1741