2016年01月09日
予定通りの色☆

今日は前日に予定していた通り朝から昨日グァバ茶で染めたカシミヤ糸を媒染しました。
この工程を経ることで染料が定着し発色も良くなります。
奄美で有名な泥染めというのは厳密に言うと泥媒染、泥の中に含まれる鉄分等の成分で媒染しています。
今回は明るい黄色にしたかったので媒染に泥は使わずミョウバンを使用しています。
カシミヤは高い温度でしか反応してくれないので中々色が変化せずヤキモキしておりましたが何とか無事に作業を終えることが出来ました。
これが媒染前と後の写真です↓

糸は写真に撮ると色がうまく出ないのですが、茶色っぽい色が黄色に変化しているのが分かると思います。
実際にはもうちょっと濃い色です。
さぁこれから織りに入る…、とはいかないのです。
これは下染めでして、これからこの糸をボビンに繰り直し、何本かを一まとめにして締機で絣筵を作っていきます。
その絣筵を今度は泥染めし解いて洗ってそれから織りに入ります。
ですから生地が完成するのは何ヶ月も先なんですねぇ。
普通の大島紬に比べたら随分早く出来上がるのですがそれでも遠い道のりでございます。
週明けには出張に出る為、しばらく作業はお預けとなります。
また、工房は明日明後日とお休みです。(作業はする予定ですが…)
また月曜日にお会いしましょう!
大島紬染織工房AMAMIMAMA
奄美市名瀬有屋町30−1
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0997-52-1741